真昼のエイリアン『第9地区』

今年のゴールデンウィークは、ひどい風邪を引いてしまって、
5月1日から5日までの5日間、ほんとうに家から出られない状態だった。

そのおかげで、観にいくつもりだった映画がまったく観られなかったのだ。
そして、そのときに観たいと思っていた1本が『第9地区』だ。
観た人全員が「面白かった」と言うもんだから、レンタルになるのが待ち遠しかったんだけど、
レンタル開始しても、なぜかタイミング悪くいつも貸し出し中。

やっと借りられて先日観たんだけど、たしかにこれは面白い!
舞台が南アフリカのヨハネスブルクというのも、
今年ワールドカップが行われたことを考えると、明らかに狙って昨年公開されたんだろう。

難民問題を、エイリアンに置き換えた「たとえ話」であることは誰が見ても明らかなんだけど、
何より面白かったのが、前半と後半のものすごいギャップ。
最初は、ニュース映像なんかも交えてドキュメンタリータッチで進んでいくし、
自らがエビ化していくことで、「差別する側がされる側へ」というような
社会派SF映画か?と思わせておいて、あの後半の怒涛のアクションシーン。

パワードスーツまで使っての大バトルは見所満載だし、最初は能天気だった主人公が
最後は頼もしく成長してたりする。心のなかで「エビ、がんばれ!」と思わせてしまう
この流れの作り方は上手い!
前半と後半でまったく違った印象なのに、決してチグハグな印象ではないので、
1本で2度おいしい気分にさせてくれた。

アカデミー賞作品賞にノミネートってのは、候補作が10本になったからだろうけど、
こういう映画が入ってくるのなら大歓迎! 2010年度もこういう作品をぜひ入れて欲しい。

*低予算で作られたってことだけど、CGなどVFXのレベルは高いと思った。
 白昼堂々と、あれだけハッキリエイリアンを出すってのはあんまりない。
 韓国の『グエムル』くらいかな。
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by basscla1 | 2010-09-13 23:34 | 映画  

『インセプション』は必見の1本 >>