20年前の呪縛から解き放ってくれた「Zガンダム」

 前にブログで書いたように、私はZガンダムがすごく好きです。
時間がなくてまだ1度も通してみてませんが、TVシリーズの全話DVDを買っちゃうくらいに。
今日、昨年から公開されている「新訳Z3部作」の完結編、
「機動戦士Zガンダム 星の鼓動は愛」を観てきました。

 第1部が公開される時点で、「ラストはテレビ版と違う」ということを
聞いていただけに、『一体どのようなラストになるのか?』これがとても気になってたんですよ。

なんせ、TV版のラストと言うのが、「主人公の少年が*****」
(TV版観てない人もいると思うので自粛)という悲惨極まりないもの。
とてもじゃないけど、子供向けTVアニメにはふさわしくありません。

再放送を見ていた中学生の自分も、未来に対する期待とか希望とか、
大人になることについて、全てに疑問というか、失望を感じたのを憶えています。

 そのTV版を観ているだけに、この第3部は"楽しめた”という単純な一言では収まらないくらいの感慨がありました。

 戦争によって自分の意思とは関係なく、いつの間にか中心として
戦わざるをえなかった少年カミーユ、彼の苛立ち、衝動的な行動、
そして自らの役割に目覚めていく姿を何度も観ていただけに、
この新しいラストには共感しまくりました。
最後の10分は「そうだよ、そうじゃなくちゃいけないよ」と泣きそうになりましたね。

 このラストが、20年近く前の、あの自分の感情を
解き放ってくれた感じがします。そこで初めて
「ああ、新訳ってこういうことだったんだ」と気づきました。

 単に「いままたガンダムブームだから、大人も子供も
巻き込めるZは儲かるぞ」という発想だけで作られた、
いい加減なものではありません。 
こうした感慨を感じてもらうためにも、映画を見る前に
ぜひともTV版を観て欲しいですね。


*3部はストーリーとしても秀逸です!3つ巴の政治劇が話の中心で、
  その交渉、駆け引きは大人だからこそ楽しめると言ってもいいでしょう。
  無駄なエピソードが省けた分、複雑と言われていたストーリーが、
  キレイに1本にまとまった感じがします。
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by basscla1 | 2006-03-12 02:54 | 映画  

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