「SURVIVE STYLE5+」を観た

 CM業界では数々のヒットを飛ばしてきた多田琢と関口現の2人による
新感覚ムービー?はっきり言って作り手のマスターベーション映画だ。
色鮮やかな美術セットや小道具、駆使される撮影テクニック、
たしかにそういうのに興味を持っている業界人にとって
はいいのかもしれないが、「映画」として観るとイマイチ感がある。

 ガイ・リッチー監督の「ロック・ストック~」や「スナッチ」を意識してるんだろうけど
(ヴィニー・ジョーンズも出てるし)、話のまとまり具合でかなりの差がある。
こういう構成の映画は、それぞれのエピソードが最後に1つに
集約されるから楽しいのだが、この映画ではそれが集約されないので、
「どうつながるのかな?」と観ていると思いっきり拍子抜けする。
なので、単に「思いついた面白いエピソード」を5つ見せられたように感じてしまった。

しかも、その面白さがあまり伝わってこないのがこれまたイタいところ。
阿部寛にしろ、岸部一徳にしろ、とにかく「ヘンな人」しかでてこない。
するとどうなるかというと、「ヘンな人」が基準になってしまって
面白さが伝わってこなくなってしまう。普通の人がいるからこそ、
ヘンな人とのギャップが面白さを生むのだが、基準となる「普通の人」が
いないばっかりに損をしている。

などなど、たくさん不満なところを述べているが、役者の芸達者ぶりは
見ていて面白い。特に「鳥になった岸部一徳」は、本人も楽しそうだった。
あとは通訳の彼と浅野忠信のやり取りかなぁ。
あのシーンの浅野忠信は唯一普通っぽかったし。
★★
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by basscla1 | 2004-10-17 01:28 | 映画  

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