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Tweetup Tokyo 2009 に参加して思ったこと

Twitterイベントに参加してみて、Twitterのリアルイベントとの相性の良さを改めて感じた。
特殊な光景ではあったけれど、皆がイベントの様子を中継しながら、
同時にその場にいられなかった人たちが「いいですね」「○○はどうなっているんですか?」
と投稿していて、イベントにおける情報のスピード感が大きく変化していたと感じた。

不況後は、広告などマーケティングコミュニケーションの効果測定について、
今まで以上に非常にシビアになっていて、それはイベントにおいても同様となっている。

イベントの効果としては、参加者数や参加者へのアンケート調査などが中心となっている。
博報堂エクスペリエンスデザインの「リアルヂカラ」という書籍の中に取り上げられている。
それによると、イベントに実際参加した人(一次接触)だけでなく、
メディアを通じてそのイベントのことを知った人(二次接触)についても把握することで、
イベントの成果を正確に把握しようということが書かれている。

ここでいうメディアには、マスメディア、ウェブのニュースサイトだけでなく、
そこに参加した人のブログも含まれている。

だが、テレビをはじめ、参加者のブログも含めて、ほかの人に伝わるまでには
時間がかかるし、その場で記事をまとめてアップするニュースサイトでも、
多少のタイムラグがある。

しかしTwitterの場合は、イベントに参加している一次接触者がリアルタイムで
情報を出すことができる。なので、二次接触者が情報を得るまでのタイムラグが、
以前に比べると驚くほど短くなることになる。

そして、実際にイベントであったように「○○はどうなっているんですか?」という、
参加していないからの質問がきて、それに参加者が返すというコミュニケーションが成立する。

そこに参加していない人に対して、同時に近い形でよりリアルな体験をしてもらえるというのは、
これまでになかった。

いまでも、いわゆるアルファブロガーを招待して、その人たちに記事にしてもらうということがあったが、
これからは、ブログに書いてもらうことを期待するだけでなく、その模様を
リアルタイムでTwitterで投稿してもらう、ということもあるんだろうなあと思っていたら、
今日、こんなニュースが。

Girls Log
→モデルなど20代前半の女性に“ガールズトーク”をつぶやいてもらい、
  その内容をまとめて表示する

う~む、確か、Twitterの主要利用者は30代~40代の男性のはず。
まぁ、カワイイ女性が気になってフォローするというのはあるかもしれないけど、
どちらかというと、共感につながるのがTwitterだと思うので、
共感してほしい同世代の20代女性は少ないから、あまり意味がないのではと感じてしまう。
今後どう展開するのだろうか?

あと、これはイベントで創業者の1人であるジム・スローン氏も語っていたし、
ツイッター140文字が世界を変える」でも書かれていたように、
リアルタイムで手軽だからこそ、より「人」に立脚しているのがTwitterだと思う。

企業がビジネスとして活用を考えると、どうしても仕組みありきで考えてしまいがち。
会場で、首から下げたアカウントの書かれた用紙に「電通 Twitter担当」と書いてある人がいたけど、
企画側は、一度このイベントの感覚を自分でも知っておかないと、
実感値のあるTwitter企画はできないのではないかと思った。

■Tweetup Tokyo2009について取り上げているブログなど


Tweetup Tokyo 2009に行ってきた
Powerroom.Biz

写真で見る「Tweetup Tokyo 2009 Fall」参加レポート
もっちブログ@クリエイティブに生きる!

Twitter公式携帯版を説明、ウィルコム最新モデルの展示も
internet watch

Tweetup Tokyo 09 fallをダダ漏れしてきました
ケツダンポトフ

Tweetup Tokyo 09 Fallてげてげ日和

# by basscla1 | 2009-10-19 23:21 | iPhone  

Twitterのイベントに行ってきた

今日、モバイルのTwitterサービスがオープンしたことと連動させて、
恵比寿でイベントが行われたので、そこに行ってみた。

会場には、人、人、人。あとから聞いたら420人くらい来ていたらしい。
そして、目立ったのがiPhoneをはじめとするスマートフォンユーザーの多さ。

Twitter創業者の一人や、勝間和代さんなど著名人が登壇する際には
みんな写真を撮って、Twitterに投稿。
ハッシュタグである#twup09はものすごい勢いでTLが埋まっていった。

サードパーティーも数多く登壇していたが、中でも特徴的だったのが、
国連の方が登壇したこと。

正直、かなりやっつけで今回のイベントを企画したのではないかと
思っていたのだが、この国連の方の登壇などを見て、
Twitterというサービスを単なるビジネス上のことだけでなく、
人と人とをつなげる社会貢献のツールとしても有効活用していこうという、
主催者側の本気度を見た感じがした。

また、会場の後ろでは、先日発表されたSHARPのモバイルインターネットツール
「NetWalker」が試せるようになったり、Twitter関連書籍が
販売されていたりと、このイベントのためにホントに事前準備をおこなっていたのだな、と感じた。

そのほか、感じたことはまたあらためて。

# by basscla1 | 2009-10-16 02:06 | iPhone  

『百万円と苦虫女』は最後の演出が気になった

『百万円と苦虫女』は最後の演出が気になった_b0048998_059137.jpg

もう一本が、蒼井優主演の『百万円と苦虫女』

こっちの方は「たみお~」と違って、行動の理由なんかも分かりやすい。
自分を知っている人がいないところで、他人と関わらずに過ごしたいのに、
時間が経てばどうしても関わってしまう。

「100万円貯まったらその町を出ていく」というのは、そんな煩わしさから
逃げるための口実にすぎない。本当は、関わりができたらそれを捨てたいのに、
アパートを借りるには保証人がいるし、弟には手紙を書くことで「家族」のつながりをギリギリ保っている。
どうにも振り切れない、こういう中途半端さがかえってリアルだなぁと思った。

*以下ネタばれあり!

そこからの脱却として3つめのエピソードがあるんだけど、そのラストがなぁ。
「100万円貯めて出ていかれたくないから金を借りていた」という理由は、
観ていれば途中からわかるし、演出としてはいいと思うけど、その理由
を観客に提示する演出があまり良くないかなと感じた。

だって、これって劇中で一番大切な情報で、それを観客に知らせるところが
最大の見せ場になるのに、それをサブのサブであるアルバイト仲間の
女子大生に言わせるなんて、あまりにデリカシーが無いんじゃない?

正直、ここさえ気を遣ってくれれば好きな映画だったのになぁ。
さらに、最後はお互い気付かないまま終わってしまってるし。
個人的には、最後は気付いてほしかった。
やっぱり、それでこそ青春映画じゃないかと思うのだ。

で、私だったら最後をこうする、というのを考えてみた。

まず、お金を借りるシーンで、蒼井優が森山未来に渡す1万円札の中に、
破れているもの(もしくはちょっとした落書きがある物)が混じっているようにする。

そして、森山未來から、「これまで借りていた分」としてお金の入った封筒を受け取った蒼井優が、
駅で切符を買おうとその封筒の中からお札を取り出す。

すると、あのとき貸した破れた1万円札がそのまま入っているではないか!
それを見ることで「渡したお金が使われずに、そのままとってあったんだ」ということに気づく。
それはつまり、「行かせたくないからお金を借りていた」ということ。

そしてここで場面転換して、サブキャラの女子大生に
「いいんですか?そのままで」と映画のように説明させる。
それを聞いた森山未來が自転車で駅に駆けつける、、、、

こういう流れなら、ストーリーに大いに絡むし、
何より未来くんの「いて欲しいという気持ちからやったこと」
に主人公が気づかないまま映画が終わるという、何ともいえないモヤモヤを無くしてくれる。

そして、歩道橋のところで2人がお互いの存在に気付いて、
駆け寄ろうとしたところで終わり、ってのはどうでしょう。
私だったら、こういう終わり方にしたいなぁ。

でも、蒼井優のファンなら観るべきでしょうね。
ホントかわいらしいし。

# by basscla1 | 2009-10-14 00:46 | 映画  

『たみおのしあわせ』の監督はまとめることを放棄した

連休中に観た映画は2本。どちらも邦画で1本目が『たみおのしあわせ』
この映画はオダギリジョー、原田芳雄、大竹しのぶ、小林薫と、いい役者がそろっているし、
ちょっと間の抜けたセリフのやりとりが所々おかしかったりするんだけど、とにかく意味が分からないし、説明が不足している。


*以下ネタばれあり

登場人物がなぜそんな行動をとるのかという背景説明が不足(というか皆無)ため、
つながりが全く理解できない。ラストも、あの結婚式場から花嫁を連れ出す
超メジャー映画のパクリ(パロディにもなってない)から、
畑の中からやってくる、あの野球映画の超メジャー映画のパクリへと唐突につないでいて、
オリジナリティもなにもあったもんじゃない。

タイトルの「たみおのしあわせ」ってのは何? こういう映画といってしまってはそれまでだけど、
話をまとめることを放棄して、すべてブン投げるのと、観客に考えさせるということは違う。
あまりに予想外で、ビックリな映画だった。

# by basscla1 | 2009-10-14 00:17 | 映画  

CEATECH2009に行ってきた

3連休は、初日にCEATECHへ。
最終日は無料であることと、台風の影響でいけなかった人が来ることを考えると
もっと混んでいるかと思ったらそうでもなかった。

今回は、ものすごく革新的な技術の展示というよりも、ちょっと先に確実に商品として
発売するものの発表といった印象が強かった。

特に、電機メーカー各社が出品していた3Dテレビ。全部見たわけではないけど、
やっぱり42インチくらいだと、のけぞるほどの迫力というのはない気がする。
メガネをかけなければいけない煩わしさを考えると、あくまでオマケ的機能ではないかと。
それと、やはり3D専用に作られた映画のコンテンツが一番出来がいい。
ドキュメンタリーとか、スポーツとか、無理に3Dにする必要はないと感じた。

それよりも、映画好きとして気になったのがLEDをバックライトに使った
テレビのコントラスト。とにかく「黒」の表現が抜群によかった。
現状だと、真っ黒なシーンでも白っぽくなってしまうのだけど、LEDの場合、
個々のLEDの明るさを個別に制御するので、コントラストが大きくなり、
黒い部分がより黒く見えるのだ。

特に映画の場合、諧調表現が細かかったり、暗いシーンが多かったりするので、
DVDをよく見る人にとっては嬉しい進歩だ。

研究中ということだが、気になったのはソニーブースにあった、
PS3を活用したデジタルサイネージシステム。
超高性能マシンであるPS3の能力を使うことで、低コストでシステムを組むことができるし、
映像にエフェクトをかけるといったことがリアルタイムで処理できる。
この仕組みを使うと、サイネージのコミュニケーションの幅が広がりそうだ。
*どうすごいのか、もっと知りたい人はコチラを
 Digital Ordinary Days 

帰りは、せっかくここまできたのだからということで、駅前のアウトレットモールへ。
COACHのショップにはえらく人が入っていた。
まだまだブランド物がほしい人は多いということか。

アウトレットでの買い物がエンターテインメント化しているという言い方がされているが、
ここのアウトレットは、正直そこまで工夫しているとは感じず。
結局全体をざっと見て帰った。

CEATECH2009に行ってきた_b0048998_23442582.jpg

YAMAHAブースで、セカイカメラとのコラボ展示を行っていた。
社員が、セカイカメラについて一生懸命説明していたのが印象的だった。

# by basscla1 | 2009-10-14 00:05 | メディア